愚痴と…

2002年9月19日

ただ一人、似たようなことを延々と聞かされた人がいますので、心当たりは知ってますが。
逮捕人気におけるマニアとしての不満いろいろ(笑

アニメファンの人には申し訳ないが、ドラマを作品として認めないというのなら、俺自身はアニメも認めない。1st、2ndともに、テレビシリーズは両方。かろうじて映画とビデオシリーズ、あとワンダフルが多少かするか。
だから、逮捕ファンの友達にテレビシリーズをすすめたことはない。これはほんとう。
OAV と劇場版だけでいいよ。そういう勧め方しかしたことない。セカンドシーズンは始まる前から「ラブストーリー仕様らしいから、見なくてもおっけー」と言っていた。実際あの仕上がりだったし、あれを良しとする人がいらっしゃったら是非ともその感想を聞かせていただきたいくらい、おいら自身は納得していない。(ほんとに聞きたいので、いらっしゃったらご連絡下さい

キャラのイメージというのがアニメで構築されている人に、キャラのイメージを語られるのも好きじゃない。
アニメはアニメ、原作は原作、と割り切っているときも多々あるけれど(セラムンとか、それの典型)その場合、原作とアニメを比較して「アニメとイメージが違う」という話を聞かされるのは嫌い。「原作より同人誌の方が面白い」というスタンスも嫌い。主題になったメディアにそれだけの力量がないと自分が判断すれば同じことを言うこともあるけれど、それは例外。セカンドシーズンより同人の方がましとはいうけれど、OAVはまずひきあいに出すことはないし、原作に対してそういうことはまず言わない。そういう感じ。

最近、逮捕サイトまわってないねぇという話を真夏になる前にした。
結局ファンフィク中心のところ(こういう言葉ができちゃったこと自体どうかと思うんだが)も、作品制作への情熱もまったりとしてきているし、それらの新作が出てきたところで読もうという情熱はずいぶん冷めている。その上であえて読もうというほどの作品があるかといえば、実はそうでもない。交流中心のところも、関係が成立してしまっているから今更見に行くほどでもないし。
確か、そんな感じだったと思う。
投稿から個人サイトに発展して、そのまま新作がでない例っていうのは特に珍しくないし、同人でも1冊でたらそのままって事が多いから、楽しみは人それぞれ、あえて強制することではないと思ってる。個人の趣味から発展したことなのだから、それぞれ個人がひそかに楽しみにしていればいいのだというのが、ネット上におけるファンとしての俺の姿勢。

同人屋としてこの「あえて読む情熱がわかないファンフィクション」という現象をどうとらえるか。
その考察。

その1 商品価値という概念がない。
その2 時間の制限がない。
その3 原動力メディアが停止してもなおかつ活動を続ける意志が必要ない。
その4 義務ではない。

その2以下については、同人誌でも同じなので、1についてのみ考える。
これは同人屋さんと話をしていると必ず俺が騒ぐ話題なので、多分知ってる人は多いと思われる。
ネット上で扱われる特に「小説」についていうなら「同人レベルとしても成立しない」ものがまま見られる。
そこに対象として読者が存在しない。そういうもの。

同人屋は自分の書きたいものを書いているだけだけれど、形にするためのリスクに対する打算を自然に考えるようになる。いつまでも同じものばかり繰り返し書いている人もいるけれど、それでもファンが入れ替わっていくことを無意識に感じちゃいるはずだ。もとを引くためにはこれだけの金額が必要、果たしてそれがその値段で売れる商品なのか。
同人屋ってのはおおむねの場合、客も兼ねる。体が自然に「この値段くらいなら払える」「この値段なら許せる」と考える。そうでなければ買わなければいい。そういう世界だ。けれど、自分の持つものが「買わなければいい」の中に始終含まれるようになると自分が困る。だから考える。無意識に、考えるようになる。売るのが目的じゃない。そういう人もいる。けれどそういう人だって売りに来る。もとでがかかっているだろうし、自分自身の価値を確認しに来ているのかもしれない。

そのリスクを承諾して自己主張を受け入れてくれるのは他人であるという簡単な真実。
それがネット小説にはないことがある。
だから、感想を求めていたとしても、感想が書けないことがある。完結していない作品に対して、何かコメントができるかといえばそれはない。期待してます、楽しみにしてます。それがそういう人で、自分がその結末を特に期待しているのであればそういう言葉も浮かぶだろう。
けれど、ネット上で作品を発表するとき、まま聞かれるのが「この先、考えてない」待て待て。最近テレビドラマでもそういうのあるけど(ラスト3話前位までしか脚本がなんも考えてないことがあるらしい)、それでいいのか? 完成してなんぼの「作品」じゃないのか。
同人で続きがでないもの、これは完結まで一応考えてて、でもその時の自分はすでに他の興味に気が向いていて。忘れてて。一応完結の意志を持っているからきちんと内容がひく。
けれど、考えずに書き始めてしまえば、それはひきでもなんでもなく、ただの「中断」になる。

提供する側、という心構えがないんだな、ということに気づいた。感想という見返りを求めているだけ、になっていないだろうか。
それがあれば意欲がわく。それは事実だ。けれどそれは強制ではないし、必ず与えられるものでもない。それを、しらない。いつか気づくだろうけど最後まで気づかずにやめちゃう人もいる。

提供する側であり続けるということ。その労力。それは称賛を強要するものじゃない。
だから、提供を強要もしないし、待てる。期待してるよ〜と言う人もいう相手もそりゃいるけれど、素直に待てる。

与えっぱなしで見返りはいらない。それでも同人屋は成立する。
そうでなければ俺が15年もこんなとこにいられるはずはないんだ。
というわけで、おうみ然から数えて今年で15年。
老舗と呼ぶにはあまりにもおそまつな八百万屋総本舗ですが、これからもよろしぅ(w

逮捕の公式サイトができてました。
TBSと同じでBBSは検閲付きです。
採用されたらやばいことをかいてしまいました。
気づかれると怖いな〜

http://www.tv-asahi.co.jp/shichauzo/

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

日記内を検索